シザーテクニック
ヘアスタイルセット時には、今までヘアアイロンやスタイリング剤をピックアップしていました。
その前に大事な行程として“ヘアカット”があります。今回はこれに触れてみます。
ヘアスタイルもショート・セミロング・ロングから、
ボブ・ガーリー等様々な種類があり、多くの女性は顔の形に合わせて決めると言われます。
その決めたヘアスタイルをシザーを巧みに操ってこしらえていくのがプロの美容師です。
彼らはまず、カット前に相手の髪の質をチェックし、その後、カット法を決めます。
例えば、坂巻哲也さんのカットテクニックですと、
硬毛で毛量が多い状態ならば、量感を確認しながらスタイルを作るためすべてドライカット。
さらにヘアスタイルを質感を変えて、ディテール(全体の中の細かい部分、細部)を作る為に、
不揃いな毛先と硬い髪質を変えていく事を心掛けるようにされています。
そして、フォルムはカービングカットで空間を与え、三日月セクション等の毛が溜まりやすい部分は、
セニングでボリュームコントロールしていきます。
さらに表面やチークゾーンの毛先もセニングでニュアンスを出していくと言った具合です。
カット終了後、ヘアワックスとヘアアイロンを使って動きをつけられるのですが、
プロの目線はやはり凄いと思います。